(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/06/29)
  • FDAは、Giliad社のEpclusa® を肝硬変の有無に拘わらず慢性C型肝炎治療薬として認可した。ただし、重篤な肝硬変(非代償性肝硬変)患者に対してはリバビリンとの併用が前提。他の薬剤との併用など、警告あり。
  • Epclusa® は、2013年12月に認可されたソホスブビル(sofosbuvir/SOVALDI®)NS5A阻害剤ベルパタスビル(velpatasvir)の配合錠。第3相試験では、12週間投与した肝硬変未発症と代償性肝硬変患者のべ1,558名の95〜99%でウイルス非検出の成績。
  • 12週間投与の経費は$74,760.-(ソホスブビルの$84,000.-やハーボニー配合錠(HARVONI®)の$94,600.-よりは廉価!?)
  • 2015年のSOVALDI®とHARVONI®の売り上げは、対2014年比54%増の190億ドル。2016年第一四半期の売り上げは競合剤(AppVie社のヴィキラックス®とMerck社のZEPATIER™)の影響で5%以上下落。