[出典] Photolabile Semiconducting Polymer Nanotransducer for Near‐infrared Regulation of CRISPR/Cas9 Gene Editing. Lyu Y, He S [..] Pu K. Angew Chem Int Ed. 2019-09-30.
  • 近赤外光で一重項酸素を生成するポリマー骨格に、一重項酸素で切断されるリンカー (チオケタール)を介してカチオン性ポリマーのポリエチレンイミン (PEI600)のブラシをグラフトし、さらに、親水性を付与するPEG2000をグラフトし、自己組織化を介して表題のphotolabile Semiconducting Polymer Nanotransducer (pSPN)を開発した。
  • 近赤外光トランスデューサーとして機能するとともにCRISPRシステムの担体としても機能するpSPNと、CRISPRとのナノ複合体を、HeLa細胞およびマウス皮下に送達し、いずれについても、波長680 nmのレーザー照射により遺伝子編集が進行することを実証した。