[出典] Engineering CRISPR Interference System to Repress Class 1 Integron in Escherichia coli". Lia Q [..] Shi L, Tian P. Antimicrob Agents Chemother. 2019-12-23.

 華南理工大学、北京化工大学ならびに曁南大学の研究グループが、大腸菌をモデルとして
  • 表題の手法で抗生物質の50%阻害濃度 (IC50)が顕著に低減することをAlamarBlue®マクロプレート細胞生存率測定アッセイで確認した:トリメトプリムとスルファメトキサゾールのIC50が、それぞれ8分の1と32分の1に低減
  • RT-qPCRにより、一連の抗生物質耐性遺伝子 (dfrB2sul1、intI1)の転写レベルが、sgRNAに依存するが、84-96%低減した
  • コンジュゲーション・アッセイによって抗生物質耐性遺伝子 (ARGs)の水平伝播が1000分の1に低減した
  • このCRISPRiシステムは安定であり、可逆的に作用し、誘導剤の濃度によって作用を調整可能である。