ハワード・ヒューズ医学研究所 (HHMI)のBioInteractiveサイトにCRISPR-Cas9システムの高校〜学部/一般向け解説が2つ用意されており、Webブラウザーでそのまま閲覧することも、ダウンロードして後に再生することも可能である (2020-01-15 JST現在) 。

1. CRISPR-Cas9 Mechanism & Applications [CRISPR-Cas9の機序と応用]
  • HOW IT WORKSと HOW IT'S USEDの2つのメニュー
  • HOW IT WORKSにはCas9-gRNAによる標的DNA上のPAMの探索、標的DNAへの結合、標的DNAの切断、そしてその修復の過程が、洗練されたグラフィックスと構成にて、紹介されている。
  • HOW IT USEDには、Jennifer Doudna、David Liuなど9人の専門家がCRISPR技術の応用の広がりについて語った短いビデオ20本が用意されている。
2. Central Dogma and Genetic Medicine [セントラルドグマと遺伝子医学 (case study)]
  • セントラルドグマのステージを追いながら、それぞれのステージでトピックスのフラグをクリックすると、遺伝子医学のツールとケーススタディー (次項テキストの括弧内)の解説が、それぞれ表示される。CRISPR-Cas9も取り上げられている。
  • 細胞模式図のズームインから始まり、DNA (CRISPR-Cas9; 遺伝子治療/レーバー先天性黒内障)、DNA転写 (遺伝子スイッチ; 鎌状赤血球症)、RNAスプライシング (エクソンスキッピング; Duchenne型筋ジストロフィー症)、mRNA輸送 (RNAi; ハンチントン病)、翻訳、タンパク質合成 (低分子薬; ハンチントン病)
[The CRISPR Journalの関連ツイート引用]