[出典] "Multistable and dynamic CRISPRi-based synthetic circuits" Santos-Moreno J, Tasiudi E, Joerg Stelling  J, Schaerli Y. Nat Commun 2020-06-02

 標的遺伝子発現を抑制可能とするCRISPRiを利用した合成遺伝子回路の素子の開発が進んで来たが、複数のCRISPRiを協働させたネットワークモチーフの形成には至らなかった。University of LausanneとETH Zurich and SIB Swiss Institute of Bioinformaticsの研究チームは今回、複数のCRISPRiを協働させたネットワークモチーフを構築した:
  • [予備実験] ]単純な2ノードのNOTスイッチ (Fig. 1参照)
  • トグルスイッチ (双安定性回路: Fig. 2参照)
  • 発振器 (CRISPRlatorと命名: Figure 5参照)
  • 非干渉性フィードフォワードネットワーク (incoherent feed forward loop, IFFL): IFFLでは3種類の蛍光タンパク質を制御する3種類のCRISPRiを協働させることで、アガー培地上に同心円状の縞模様を形成させた (Figure 4 a-d 引用下図参照)。
IFFL
 さらに、数理モデルにより、多安定ネットワークモチーフには、非選択的CRISPRiが必須であることを明らかにした (Fig. 3参照)。