[出典] A Single-Cell Transcriptomics CRISPR-Activation Screen Identifies Epigenetic Regulators of the Zygotic Genome Activation Program: Alda-Catalinas C [..] Eckersley-Maslin MA, Stegle O, Reik W. Cell Systems 2020-07-06

 Babraham Institute, EMBLなどの研究グループは今回、
マウスES細胞をマウス初期胚のin vitroモデルとして、230種類のZGA調節因子候補遺伝子を対象に、CRISPARaにscRNA-seqを組み合わせたスクリーンを行った。
  • ZGA~200,000件のシングルセルトランスクリプトームにMulti-omics factor analysis (MOFA+)を適用し、ZGA-likeシグナチャーを誘導する因子24種類を同定した。[Graphical Abstract引用右図参照]
  • DNA結合タンパク質Dppa2、クロマチンリモデリング因子Smarca5、および転写因子Patz1を含むスクリーンからのトップヒット9遺伝子 (促進5遺伝子; 抑制4遺伝子)について、アレイ型CRISPRaで再検証し、スクリーン結果を裏付けることができた。
  • また、機能アッセイから、Smarca5のZGA-like転写調節がDppa2に依存することを同定した。