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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Pigs lacking the scavenger receptor cysteine-rich domain 5 of CD163 are resistant to PRRSV-1 infection" Burkard C [..] Archibald AL. J Virol. 2018 June 20.
  • PRRSVの宿主域は狭く単球-マクロファージ系に限られる。
  • PRRSVは、特定のマクロファージ表面で高発現しその可溶型が血中を循環するCD163のスカベンジャー受容体システインリッッチ・ドメイン5 (SRCR5)を介してCD163に融合し、宿主に感染する。
  • 研究チームは先行研究で、CD163遺伝子においてSRCR5をコードしている第7エクソンをCRISPR/Cas9で削除することでΔSRCR5 CD163タンパク質を帯びたブタを作出し、その初代マクロファオージ細胞がPRRSV-1 (サブタイプ1,2,3)とPRRSV-2に耐性を示すこと確認していた。
  • 今回は、 ΔSRCR5ブタが強毒性のPRRSV-1 サブタイプ2の感染に耐性であり、ウイルス血症や抗体を呈さないことを確認した。
  • PPRSは養豚業に多大な損失を与えており、本論文は"Gene-edited pigs are resistant to billion-dollar virus"題して、ScienceDailyなどのオンラインニュースで紹介された。
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