[出典] "Trio deep-sequencing does not reveal unexpected mutations in Cas9-edited monkeys" Luo X et al. bioRxiv 2018 Jun 5.
- CRISPR-Cas9を臨床に展開するにはオフターゲット編集の機構解明と対策が必要である。今回、ヒトの疾患を必ずしも再現しないげっ歯類モデルに替えて、非霊長類をプラットフォームとしてオフターゲット編集解明に取り組んだ。
- ヒト常染色体劣性原発性小頭症 (a human autosomal recessive primary microcephaly gene: MCPH1)遺伝子のエクソン2とエクソン4を標的とするsgRNAsによるノックアウト実験の結果をWGS (全ゲノムシーケンシング)解析した。
- SpeedSeq パイプラインを利用して予測した4,328箇所のオフターゲット編集候補サイトに変異見られず。
- TrioDeNovoを利用して、今回の全ゲノムデータのトリオ解析と既報のカニクイザルのノックイン実験からのWGSのトリオ解析を行い、発生した少数のde novo変異がオフターゲット編集結果ではなく自然突然変異の結果であることを同定。
コメント