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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[crisp_bio注] 2018-11-30更新; Wikipedia "Lulu and Nana"へのリンク追加; 2018-12-01更新
[概要]
  • 南方科技大学 (深圳)のJiankui He (賀建奎 副教授)は、HIV-1を発症しない"Berlin patient"の知見に基づいて1細胞期受精卵にHIV-1感染に関与するCCR5を標的とするCRISPR/Cas9遺伝子編集を加えた双生児(YouTubeではLuLu(露露)とNana(娜娜)と呼ばれている)が数週間前に誕生し、標的遺伝子以外のゲノムに異常はなく(オフターゲット編集はみられず)順調に成長していると、YouTubeで発表した (11月28日に第2回ヒトゲノム編集国際サミットで講演;以下の[出典の関連記事]の項にリンクあり)。
  • 論文発表はなされていないが、MIT Technology Reviewの記事からリンクされている中国における治験登録Webサイトには、"Safety and validity evaluation of HIV immune gene CCR5 gene editing in human embryos"が登録されている (その後、登録が削除された (削除日不明))。
  • 関連crisp_bio記事
  • 2018-12-04 CRISPR遺伝子改変ベビー中国で誕生か(4) 論点整理 - 関連記事を順次追加
  • 2018-12-01 CRISPR遺伝子改変ベビー中国で誕生か(3) 生殖細胞系列ゲノム編集の臨床応用への道
  • 2018-11-30 CRISPR遺伝子改変ベビー中国で誕生か(2)
[出典と関連記事] 
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