(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 20160411)
- Corresponding authors: 藤原 祐一郎(大阪大学);木下賢吾(東北大学)
- 細胞膜の裏打ちタンパク質ファミリーであるアンキリンG(AnkG/ANK3)は、神経細胞や心筋細胞において様々なイオンチャネル/トランスポーターを集積させて、膜興奮のプラットフォームを構築する。AnkG自身は、C16アシル鎖がシステイン残基に結合するS -パルミトイル化を介して細胞膜の特定領域に局在する。今回、AnkGの細胞膜に固定される構造基盤が明らかにされた。
- AnkGsのパルミトイル化ドメインについて酸化状態と還元状態の結晶構造を解き、粗視化分子動力学シミュレーションを行った。
- AnkGと脂質膜の間の安定な結合界面を決定することで、AnkGがパルミトイル化によって細胞膜に係留されることを明らかにした。パルミトイル化されていないAnkGは、細胞膜近傍に滞留するが、特有な結合界面が存在しなかった。

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