crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 20160412)
  1. [NEWS] 中国で2回目のヒト胚ゲノム編集
  2. [論文] CRISPR/dCas9によるバクテリア細胞周期のコントロールとCRISPR/dCas9の温度感受性:Cees Dekker(Delft University of Technology)
    • E. coli の複製開始点(OriC )領域と隣接する近傍領域を標的とするsgRNAを設計し、CRISPR/dCas9による不活性化の効果を測定。
    • OriC 内のサイトを標的とするsgRNAはいずれも複製開始過程を停止。細胞は停止後も代謝活性を維持し、細胞質量増大。
    • 温度を37°Cから42°Cに上昇させると、CRISPR/dCas9による阻害が解除されて複製過程再開。
  3. [論文] CRISPR/Cas9による遺伝子ノックアウト細胞を免疫ブロット法でスクリーニング:Fedor V. Karginov (University of California, Riverside)
    • スクリーニング用のマーカー不要あるいはゲノムDNAのPCR不要の、ドットブロッディング法によるゲノム編集 スクリーニング。
    • TREx-293細胞株におけるRNA結合タンパク質HuR (ELAVL1)の遺伝子の3箇所のエクソン(3、4、および5)を標的とする3種類のsgRNAsで実証実験。ウエスタンブロッティング法と比べても4〜5日短縮可能。
  4. [レビュー] CRISPRによる微生物集団の多様性解析と編集:Rodolphe Barrangou (North Carolina State University)
    • ファージとバクテリアはCRUSPR/Casシステムをめぐって互いに進化してきた。したがって, CRISPR遺伝子座には、バクテリアとウイルスの多様性のスナップショットの情報が蓄積されているはずである。
    • CRISPR/Casシステム概要;CRISPRの多様性から微生物集団を理解する;CRISPR/Casシステムを介した微生物とウイルスの進化;自己を標的とするCRISPR/Casシステムと抗菌剤の開発
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