crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 20160413)CRISPR関連文献メモ_2016/04/13
佐藤正宏 (鹿児島大学); Channabasavaiah B. Gurumurthy (University of Nebraska Medical Center)
  • ZFN、TALEN、そして、CRISPR/Cas9といった配列特異的ヌクレアーゼによって動物のゲノム編集や遺伝子組換え分野は様変わりしたが、核酸の導入法については、30年来の手法であるマイクロインジェションが定番となっている。装置への投資と熟練した人材を必要とするマイクロインジェクションに変わる手法が研究開発が行われている。
  • レビューの構成
    • 着床前胚と精子へのex vivo 導入:前核への導入(pronuclear injenction, PI);ウイルス感染による導入;in vitro エレクトロポレーション;細胞表面受容体による取り込み;リポソームトランスフェクション;胚盤胞マイクロインジェクション;精子遺伝子導入;卵細胞質内精子注入法
    • 着床前胚、胎児および精子へのin vivo 導入(前項と異なり胚などの分離やex vivo 操作不要):著者らが開発したGONAD(Genome-editing via Oviductal Nucleic Acids Delivery)法;胎盤を介した胎児組織への導入;子宮内胎児組織への導入;卵巣組織への導入;
    • 雄性生殖腺へのin vivo 導入:経精巣遺伝子導入法;精細管を介した遺伝子導入;精巣上体尾部への遺伝子導入
  • PIに取って代わった遺伝子導入法はまだ現れていないが、ゲノムへの組み込みを必要としないCRISPR技術の開発によって、PI以外のより簡便な遺伝子導入法が普及する可能性がある。
レビュー→佐藤正宏 et al. “Nucleic acids delivery methods for genome editing in zygotes and embryos: the old, the new, and the old-new.” Biol. Direct. 2016 Mar 31;11(1):16. 
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット