(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 20160415)
構造→5FQD: Structural basis of lenalidomide induced CK1a degradation by the CRL4CRBN ubiquitin ligase (分解能 2.45 Å)
- 2014年にサリドマイドとその誘導体に結合しているDDB1-CRBN E3ユビキチンリガーゼ複合体の構造を解いて、薬理作用に考察を加えたNicolas H. ThomäらFriedrich Miescher Institute for Biomedical Researchの研究チームは今回、DDB1ΔBPB-CBRNと免疫調節薬レナリドミド(lenalidomide)およびレナリドミドの標的となるカゼインキナーゼ1α (CK1α)との複合体の構造をFLETとX線回折によって解析し、レナリドミドがCK1αを分解して5q欠失を伴う骨髄異形成症候群(del(5q)MDS)に薬効を示す構造基盤を明らかにした。
挿入図:DDB1ΔBPB-CBRN-レナオドミド-CK1αのPDB登録構造 - CRBNとレナオドミドが協働して、CKα1のキナーゼNローブに位置するβヘアピンループに対して結合界面を提供していた。また、多発性骨髄腫に関連するIKAROSファミリーの転写因子IKZF1も同様にレナオドミドの存在下でCBRNに結合した。
- レナリドミドによって、E3ユビキチンリガーゼがCK1αやIKZF1を基質として認識・結合可能になることによって、CK1αやIKZF1が分解へと誘導される。

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