(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 20160418)
- Corresponding authors:唐澤 悟; 古賀 登(九州大学)
- 新に設計合成したピリジン-N-オキシド誘導体(R-pyO)によって架橋(μ2配位)した2核ランタナイド(4fブロック元素)錯体(LnⅢ)を、光応答型単分子磁石として評価した。具体的には:
- R-py0として3-(α-diazobenzyl)-pyO (3-D1pyO) ならびに 4-D1pyO
- GdⅢ(tta)3(4-D1pyO) (以下、1d) ; TbⅢ(tta)3(4-D1pyO) (以下、2d) ;
DyⅢ(tta)3(4-D1pyO) (以下、3d) ; TbⅢ(tta)3(3-D1pyO) (以下、2d’)
について構造を決定し光照射の前後で物性を測定
注: tta=4,4,4-trifluoro-1-(2-thienyl)-1,3-butane-dionate)
注: 構造データはThe Cambridge Crystallographic Data Centre (CCDC)にて公開 - 1d:光照射の前後共に単分子磁石(single-molecule magnet, SMM)性を示さない
2d:光照射後に遅い磁気緩和現象を示す;カルベン (carbene) とTbⅢのヘテロスピン効果あり
2d’:2dと構造は類似しているがSMM性を示さない
3d:光照射の前後共にSMM性を示し、光照射後に熱活性化障壁エネルギーが低減;カルベンとDyⅢのヘテロスピン効果あり
- 2p-4f SMMs磁性の構造基盤をより詳らかにし、2p-4fのヘテロスピンシステムを拡張することを目指して、新たなpyO系ラジカルの設計合成を進めている。
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