(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 20160501)
  • Corresponding author: John WR Schwabe (University of Leicester)
  • NuRD(nucleosome remodelling and deacetylase)は、ヒストン脱アセチル化酵素とATP依存クロマチン再構成活性と2種類の活性を備え、クロマチンの高次構造を調節し、遺伝子発現、DNA損傷修復、および、細胞分化における重要な役割を担っている。
  • NuRDは、それぞれアイソフォームが存在する6種類のタンパク質、HDAC1/2、MTA1/2/3、RBBP4/7、P66a/b、MBD2/3、および、CHD3/4、によって構成されている。コリプレッサーMTA1がHDACs1と2をリクルートすることで複合体の活性中心が形成され、MTA1のC末端にヒストンシャペロンRBBP4が結合することが報告されている。
  • Schwabeらは今回、小角X線散乱(SAXS)、化学的架橋実験、電顕単粒子再構成法およびペプチド結合アッセイによってMTA1:HDAC1:RBBP4複合体の構造機能解析を行い、MTA1が2つ目のRBBP4をリクルートすること、ひいては、MTA1とRBBP4の間の界面の広がりを、明らかにし、複合体の形成からクロマチンへの作用機構のモデルを提案した(挿入図参照)。
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