(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/06/03)
  • 秘密会合”からのレポートがScience から発表された:タイトルは“The Genome Project-Write”; 著者はJef D. Boeke (corresponding author), George Church, Andrew HesselNancy J. Kelleyら25名
  • “HGM-read”を振り返る:
    • 2004年に完了宣言が出たヒトゲノムプロジェクト解読プロジェクト(これを“HGM-read”と呼ぶ)が、計画当初多々批判を浴びたが、今となっては、科学と医学を革新した偉大な業績と認識されている。
    • “HGM-read”によって、ゲノムを読み解釈する技術は長足の進歩を遂げてきた。一方で、細胞内でのDNA合成は小規模DNAに止まっており、生命システムの操作と理解の進展に限界をもたらしている。
  • [情報拠点注] 2016/06/06 本段落の誤植2箇所を訂正致しました:(誤)“HGM-read”; (正)“HGM-write”.
    “HGM-write”を提案する:
    • 生命システムの設計図の理解は、ヒトを含む動物と植物のギガベースの規模のゲノムの合成によって、より深まり、その過程で、ゲノムの合成技術と編集技術が長足の進歩を遂げていくであろう。
    • 2016年中に1億ドルの資金を調達してパイロットプロジェクトから開始することを目指す。“HGM-write”全体のコストは“HGM-read”の30億ドルよりは低いであろう。
    • 大規模DNAの合成と分析のコストを、10年間で1,000分の1に圧縮することを目指す。
  • [情報拠点注1] 倫理・法・社会性を意識した責任ある革新、大規模合成技術応用の想定例、パイロットプロジェクトのテーマ、特許プールなどのプロジェクトの進め方についての考察や提案が含まれている。
  • [情報拠点注2] 共著者とベンチャー企業との関連(ACKNOWLEDGMENTSより)
  • [情報拠点注3] 反響の一部