(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/07/05)
- Corresponding author: 平野智也(東京医科歯科大学)
- 生体内のpHは生理機能と密接に関係し厳密に制御されている(細胞外液〜pH7.4;細胞質内基質〜pH7.2;ミトコンドリアマトリックス〜pH7.8;ライソゾーム〜pH5.0)ことから実験研究や疾患診断に貢献する精密なpH測定法が工夫されてきている。
- 研究チームは先行研究において、pHの特定の閾値にて“OFF-ON”するそれまでのセンサーに代わり、pHの特定の値域の上下で“ON-OFF-ON”する蛍光pHセンサーを、蛍光物質ライブラリーからスクリーニングしたが、値域がpH7-10と生体におけるpH変動をモニターするには広過ぎていた。
- 研究チームは今回、スクリーニングから得られた化合物のフェノール性水酸基のオルト位にクロロ基を導入すると、脱プロトン化によって蛍光が制御され、pH 6周辺でのpH変動測定に有用なことを見出した。
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