(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/07/05)CRISPR関連文献メモ_2016/07/05
Research Highlight→Richard Pattison (Associate editor). “Arrival of the Argonautes” Nat. Methods. 2016 July;13(7):546.
- Chunyu Han (河北科技大学)らの“DNAをガイドとする高度好塩菌Natronobacterium gregoryi 由来アルゴノート(NgAgo)によるゲノム編集”をハイライト(原著論文紹介ブログはこちらから→)
- Cas9に比べてNgAgoは、PAMモチーフが不要でGCリッチな領域を効率的に切断し、ガイド(ssDNA)の設計が容易である。
- 24-ntの全サイトにssDNAに1塩基ミスマッチを導入すると、切断効率が73%-100%減少し、また、3塩基ミスマッチを導入すると切断が起こらなくなり、標的選択性がより厳密である。
- 他のAgoと比較すると、in vitro で37°Cと比較的低温で活性を示すという特徴がある。
- ssDNAガイドが結合したNgAgoは他のAgoより低温で活性(in vitro 37°C)
- アルゴノートは哺乳類細胞における精密ゲノム編集のツールとして有望。
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