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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/07/05)CRISPR関連文献メモ_2016/07/05
  • Chunyu Han (河北科技大学)らの“DNAをガイドとする高度好塩菌Natronobacterium gregoryi 由来アルゴノート(NgAgo)によるゲノム編集”をハイライト(原著論文紹介ブログはこちらから→
    • Cas9に比べてNgAgoは、PAMモチーフが不要でGCリッチな領域を効率的に切断し、ガイド(ssDNA)の設計が容易である。
    • 24-ntの全サイトにssDNAに1塩基ミスマッチを導入すると、切断効率が73%-100%減少し、また、3塩基ミスマッチを導入すると切断が起こらなくなり、標的選択性がより厳密である。
    • 他のAgoと比較すると、in vitro で37°Cと比較的低温で活性を示すという特徴がある。
    • ssDNAガイドが結合したNgAgoは他のAgoより低温で活性(in vitro 37°C)
    • アルゴノートは哺乳類細胞における精密ゲノム編集のツールとして有望。
Research Highlight→Richard Pattison (Associate editor). “Arrival of the Argonautes” Nat. Methods. 2016 July;13(7):546. 
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