# 2019年新型コロナウイル (2019-nCoV)のスパイク構造はコチラ ー> crisp_bio 2020-02-16
(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/10/11)
(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/10/11)
- Corresponding authors: Berend-Jan Bosch (Utrecht U.) & David Veesler (UW, Seattle)
- ウイルス粒子は、中心のウイルス核酸を囲むカプシド、および、ウイルスの種類によってそれらを囲む脂質二重膜のエンベロープとエンベロープ上に糖タンパク質のスパイクが存在する。研究チームは今回クライオ電顕によって、重篤な下気道感染症を引き起こすヒト・コロナウイルスNL63(HCoV-NL63)のスパイク糖タンパク質三量体の構造を分解能3.4 Åで再構成した(参考図参照)。
- 従来よりも高分解能な構造が得られたことから、HCoV-NL63を始めとするコロナウイルスが、エピトープをグリカンでマスクすることをベースに、コンフォメーションを変化させて、宿主細胞感染時に宿主細胞の免疫システムを逃れる機構が明らかになった。
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