(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/11/23)
- ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)のPD-1を標的とする免疫チェックポイント阻害薬オプジーボ(nivolumab)は、PD-L1の発現如何にかかわらずNSCLCに対する第2選択(セカンドライン)薬として処方することが、FDAによって認可されていた。
- 2016年8月5日、BMSは、第1選択薬(ファーストライン)として“PD-L1の発現レベルが5%以上のNSCLC患者集団において主要評価項目である無増悪生存期間(progression-free survival)を達成せず”とするニュースリリースを発表し、10月7-11日にコペンハーゲンで開催されたEuropean Society for Molecular Oncology (ESMO) 年会にて、第3相試験CheckMate-026のデータを示した。ESMOでの報告によると、オプジーボは、PD-L1の発現レベルが50%を超える患者に対して有用性を示さず、患者集団によっては化学療法に比べて効果が低かった。
- [他の免疫チェックポイント阻害薬]
- ESMO年会では、New JerseyのKenilworthを本拠とするMerckが、NSCLCの第2選択薬として認可されていたKeytruda(pembrolizumab)がNSCLCの第1選択薬として、化学療法の6ヶ月を上回り10.3ヶ月の無増悪生存期間(中央値)を達成したと報告した。
- Genentechも同じESMO年会で、抗PD-L1抗体薬Tecentriq(atezolizumab)が、Taxotere/Docefrez (docetaxel) 化学療法の9.6ヶ月を上まわる13.8ヶ月の無増悪生存期間(中央値)を達成したと報告した。FDAは2016年10月18日にTecentriqを、PD-L1の発現の有無にかかわらず転移性NSCLC患者の一部の治療薬として認可した。
- [注]2017/05/07追記:「抗 PD-1 抗体特許侵害訴訟について Merck 社と和解し、ライセンス契約を締結」小野薬品プレスリリース 2017年1月12日
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