(創薬等PF・構造生命科学ニュースウオッチ 2016/11/23)
[注] 2016/11/24 米国東時間11月23日にEli Lilly社は第3相試験の結果を受けて、solanezumabの開発中止を発表した。
- それまでの抗アミロイド抗体の挫折を超えて、Biogen社のヒトモノクローナル抗体aducanumab(アデュカヌマブ)が、前臨床試験に加えて症候性前認知症期および軽度のアルツハイマー症患者を対象とした第1b相試験において、アミロイド斑を用量依存的に低減し、また、臨床症状の進行を遅らせる効果を示して以(Sevigny, J., 2016)来、抗アミロイド抗体に対する期待が高まっている。
- 2016年9月には、FDAがaducanumabを優先承認審査(fast track)対象に指定し、Biogenは第3相試験ENGAGEを始めている。Roche傘下のGenentechは、第2相試験の主要評価項目を達成できなかったにもかかわらず、crenezumab(クレネズマブ)の第3相試験を進め、軽度なアルツハイマー病に対するEli Lillyのsolanezumab(ソラネズマブ)の第3相試験からのポジティブな結果にも期待が生まれてきた。
- また、 PETイメージ解析とゲノム解析といった最新の診断技術とアルツハイマー病の早期に処方する効果をみて、過去に捨てられた処方を見直す動きも出てきている。
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