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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Enhancing gene editing specificity by attenuating DNA cleavage kinetics" Miller JC [..] Rebar EJ. Nat Biotechnol 2019-07-29.

 部位特異的ヌクレアーゼによりゲノム編集の効率が格段に向上したが、標的に対する特異性は未だ改善すべき課題として残っている。臨床応用には特に、オフターゲットの切断を回避することが必須である。Sangamo社の研究グループは今回、ZFNsの特異性の向上を、CROSPR-Cas9の切断活性を減弱することでオフターゲット編集を抑制するCRISPR-Cas9の特異性をCas9の切断活性を弱めることでオフターゲット編集を抑制する手法に倣うことで、実現した。
  • 研究グループは始めに、 K562細胞のセーフハーバー遺伝子座AAVS1と4種類の既知のオフターゲット (OT1-4)のZFN編集を測定する系において、オンターゲット編集の効率を向上し、オフターゲット編集を抑制する一連の残基置換を同定し、中でもFokI触媒活性ドメインにおけるQ481Aが、オフターゲット切断活性に対して~3,000倍を超えるオンターゲット切断活性(OT1:85.5%/0.0024%=35,600)をもたらすことを同定した。
  • こうしたFokIの残基置換によって、Fok1の触媒反応速度を抑制し、ひいてはZFNの結合親和性が相対的に低いオフターゲットの編集効率を効果的に抑制することに成功した。
  • 研究グループはさらに、ジンクフィンガー・モチーフのDNAへの非選択的結合を回避する置換を同定し、オフターゲットへの結合親和性自身の抑制も加えた。
  • この2重のZFN改変により、オフターゲット編集を検出限界未満 (感度 ~0.01%)にまで抑制しつつ、T細胞におけるTRAC 遺伝子座のノックアウト効率 > 98%を実現し
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