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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

1. CRISPR/Cas9によるカロテノイド分解酵素遺伝子8 (CCD8)への変異誘発を介して、トマトに寄生雑草Phelipanche aegyptiaca耐性をもたらした
[出典] "CRISPR/Cas9-mediated mutagenesis of CAROTENOID CLEAVAGE DIOXYGENASE 8 in tomato provides resistance against the parasitic weed Phelipanche aegyptiaca" Bari VK [..] Aly R. Sci Rep 2019-08-07.
  • Agricultural Research Organization, Volcani CenterとUC Davisのイスラエルと米国の研究グループは今回、植物由来カルテノイド誘導体ストリゴラクトンの生合成遺伝子であるCCD8への変異誘導が、トマトの形態を劣化させる一方でP. aegyptiaca耐性をもたらすことを同定し、接木による活用を示唆した。
2. CRISPR/Cas12aにより植物遺伝子ターゲッティングを亢進
[出典] "In planta gene targeting can be enhanced by the use of CRISPR/Cas12a" Wolter F, Puchta H. Plant J. 2019-08-05.
  • Karlsruhe Institute of Technologyの研究チームは、植物における相同組み換え (HR)による効率的な遺伝子ターゲッティングを目指して、標的遺伝子座のDSBとドナーテンプレートの切断を同時に誘導する手法を開発し、 ipGT (in planta gene targeting)と称し、シロイヌナズナにおいてSpCas9に基づくipGTは低効率であったところ、SaCas9と卵母細胞特異的なプロモーターによる効率向上を実現してきた (Plant J 2018)。
  • 研究チームは今回、SaCas9と異なるPAMを認識するLbCas12aを利用することで、NHEJが抑制されHRの効率が向上することを見出し、ipGTの標的領域の拡張と効率向上を実現した。
3. シロイヌナズナの懸濁培養細胞においてCRISPR/Cas9による遺伝子ノックアウトを実証
[出典] "CRISPR/Cas9-mediated gfp gene inactivation in Arabidopsis suspension cells" Permyakova NV, Sidorchuk YV, Marenkova TV et al. Mol Biol Rep. 2019-08-07.
  • 緑色蛍光タンパク質遺伝子gfp 1~3コピーを帯びたシロイヌナズナ懸濁培養細胞で実証
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