crisp_bio

論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] "Restore natural fertility of Kitw/Kitwv mouse with nonobstructive azoospermia through gene editing on SSCs mediated by CRISPR-Cas9" Li X, Sun T, Wang X, Tang J, Liu Y. Stem Cell Res Ther. 2019-08-24.
  • 広州医学院第一附属医院とInstitute of Zoology (北京)の研究グループがex vivoでのCRISPR-Cas9遺伝子編集を介したnonobstructive azoospermia (NOA)の治療法の可能性を示した。
  • 14日齢のKitw/Kitwvマウスの片側の精巣から変異精原幹細胞 (spermatogonial stem cells: SSCs)を分離し、in vitroで増殖し、KitwvサイトのC-to-T点変異をCRISPR-Cas9とドナーDNAを介して修復し、修復に成功したSSCsを分離・増殖、残していた精巣に移植した結果、完全な精子形成が実現した。
  • 変異修復マウスと野生型マウスの交配から、野生型Kit遺伝子またはKitw変異型遺伝子を帯びた健康な胎仔が得られた (原論文Fig. 1引用下図参照)。NOA
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