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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "CRISPR-Cas System of a Prevalent Human Gut Bacterium Reveals Hyper-targeting against Phages in a Human Virome Catalog" Soto-Perez P, Bisanz JE, Berry JD, Lam KN, Bondy-Denomy J, Turnbaugh PJ. Cell Host & Microbe. 2019-09-03

 UCSFの研究グループは今回、ヒト腸内に豊富なバクテリオファージと腸内マイクロバイオームの間の相互作用を解明していく観点から、腸内バクテリア内在のCRISPR-Casシステムとヒトvirome (バイローム/ヒトウイルスメタゲノム)の解析に取り組んだ。
  • ヒト腸内に内在する放線菌の一種であるEggerthella lentaに注目し(*)、タイプI-C CRISPR-Casシステムが内在・転写され、外因性DNAと内因性DNAの双方を標的することを見出した。
  • E. lentacas遺伝子配列とスペーサの構成は菌株に依存して変動したが、これらのデータに基づいて、E. lentaのCRISPR-Casシステムが2種類に分類された。
  • プロトスペーサの探索を目的として、公開されている18件のvirome (バイローム/ウイルスメタゲノム)解析研究データに基づいて、9ヵ国730人に由来するサンプル1,831種類のデータセットからヒトvirome (バイローム/ウイルスメタゲノム)のデータベースHuVirDBを構築した。
  • HuVirDBはこれまでで最大規模であり、E. lentaのCRISPRアレイ内のスペーサの殆どに一致するウイルスDNA断片を含んでいた。
  • HuVirDBからまた、複数種類のE. lentaゲノムに内在するスペーサの標的を多重に帯びたウイルス"hyper-targeted"ウイルスが存在することが見えたきた。
  • (*) E. lentaはヒト腸マイクロバイオームに拡がっており (81.6%)、薬剤、食品由来生理活性物質から内在化合物まで代謝に広く影響を及ぼし、感染症と慢性疾患と相関している。
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