[注] CRISPR-Cas系のヌクレアーゼのサイズとPAM配列について、お気づきの点(追加・修正)がございましたら、コメント欄にてお知らせ下さい。2025-03-19 Gao S et al. Nat Commun 2025のSupplementary Fig.1 に準拠して更新2025-02-25 Cas13の祖先のRNA毒素-抗毒素と一連のCa …
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2025年02月
CRISPR-Cas13ファミリーはRNA毒素-抗毒素系から進化した
CRISPRシステムの研究は現在も続けられているが、RNAガイド機構がどのような進化的経緯で誕生したのかについては、まだよくわかっていない。そこで、ブロード研究所などのFeng Zhangの研究チームにNCBIのEugene V. Kooninの研究チームが加わり、RNA標的CRISPR-Cas13システ …
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遺伝的相互作用マッピングのツールとしてのCas13dの評価
遺伝的相互作用(genetic interaction: GI)のマッピングは、遺伝的ネットワークの複雑性を理解する上で極めて重要である。ドイツの研究チームが今回、RNAを標的とするCRISPRシステムであるCas13dのGIマッピングへの有用性を調べ、GIマッピングに一般的に用いられていきた2 …
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脂質ナノ粒子を介したAngptl3のin vivo塩基編集による心血管疾患治療
心血管疾患は世界的な死因の第一位であり、低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールとトリグリセリド(中性脂肪)の血中濃度の上昇によって悪化する。これまでの血中脂質濃度を低下させるためのアプローチは、日々の薬物療法に依存しており、患者のアドヒアランスを低下させる …
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[総説] 金属触媒によるRNAおよびDNA修飾の新たなメカニズム
金属イオンは様々な化学的、生物学的、環境的プロセスにおいて重要な役割を果たしている。本総説では、DNAとRNAの触媒反応における新たな化学的メカニズムについて報告する。ゲノム編集技術を通じて生命科学に変革をもたらしつつあるCRISPR-CasシステムにおけるDNA切断の金 …
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