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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

2025年02月

 CRISPRシステムの研究は現在も続けられているが、RNAガイド機構がどのような進化的経緯で誕生したのかについては、まだよくわかっていない。そこで、ブロード研究所などのFeng Zhangの研究チームにNCBIのEugene V. Kooninの研究チームが加わり、RNA標的CRISPR-Cas13システ …
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 遺伝的相互作用(genetic interaction: GI)のマッピングは、遺伝的ネットワークの複雑性を理解する上で極めて重要である。ドイツの研究チームが今回、RNAを標的とするCRISPRシステムであるCas13dのGIマッピングへの有用性を調べ、GIマッピングに一般的に用いられていきた2 …
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 心血管疾患は世界的な死因の第一位であり、低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールとトリグリセリド(中性脂肪)の血中濃度の上昇によって悪化する。これまでの血中脂質濃度を低下させるためのアプローチは、日々の薬物療法に依存しており、患者のアドヒアランスを低下させる …
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 金属イオンは様々な化学的、生物学的、環境的プロセスにおいて重要な役割を果たしている。本総説では、DNAとRNAの触媒反応における新たな化学的メカニズムについて報告する。ゲノム編集技術を通じて生命科学に変革をもたらしつつあるCRISPR-CasシステムにおけるDNA切断の金 …
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