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論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

2025年03月

 miRNA(マイクロRNA)は、癌を含む様々な疾患に関与することから、その高感度、特異的、迅速な検出法が求められている。中国の研究チームは今回、miRNAバイオセンシングのための"二重加速シグナル増幅(Dual-Accelerated Signal Amplification)プラットフォームを開発した …
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 xCas9は、Streptococcus pyogenes Cas9(SpCas9)から誘導され、SpCas9よりもPAMの制限が緩和されたCRISPRエフェクターである [*]。中国の研究チームは今回、xCas9が昆虫のゲノム編集に有用なことを実証した。大発生することで世界的な害虫と化すトノサマバッタ (Locusta …
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 鹿児島大学を主とする研究チームは先行研究 [*] において、AAV2/WJ11-Cas9の抗HBV効果をin vitroおよびヒト化キメラマウス肝臓で確認したが、今回、その有効性を免疫不全動物モデルで確認した。 これまで、HBVの自然感染動物モデルとしてマウスやチンパンジーが用いられ …
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[注] CRISPRa:dCas9をベースとする人工の転写活性化因子 EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)は、上皮成長因子受容体(EGFR)変異を有する非小細胞肺癌(NSCLC)の治療において、臨床的に大きな成功を収めてきた。しかし、複数のシグナル伝達経路の活性化、変異、欠失 …
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