[出典] A CRISPR-Cas9 System for Genome Editing of Fusarium proliferatum. Ferrara M [..] Mulè G. Sci Rep. 2019-12-27

  F. proliferatumはフモニシンをはじめとするマイコトキシンを生産する植物病原菌類である。Institute of Sciences of Food Production (イタリー)を主とする研究グループは今回、一対のCas9 RNPを送達し、標的遺伝子に隣接する領域50-bpとのマイクロホモロジー (Figure 1引用下図のオレンジ色の部分)を介したHDR編集により、フモニシン生合成の鍵を握るポリケタイド合成酵素であるFUM1を、オフターゲット変異を誘導することなく、標的遺伝子近位の遺伝子に影響を与えることなく、置換・削除することに成功した 。F. proliferatum