2020-09-04 第2項のbioRixv投稿が,Nucleic Acids Research論文として刊行されたので,書誌情報とFigure 1を追加した.
2020-02-10 初稿
1. Cas12aのコラテラルssDNA分解活性に電気化学的レポータとしてヘアピンDNAを組合わせた核酸を高感度センサー
2020-02-10 初稿
1. Cas12aのコラテラルssDNA分解活性に電気化学的レポータとしてヘアピンDNAを組合わせた核酸を高感度センサー
[出典] CRISPR/Cas12a-mediated Interfacial Cleaving of Hairpin DNA Reporter for Electrochemical Nucleic Acids Sensing. Zhang D [..] Cheng W. ACS Sens 2020-20-04.
- 標的DNAの検出限界 30 pM、ダイナミックレンジ50 pM ~ 100 nM、および、測定時間60分を実現
- 2019-01-16 Cas12aのdsDNA/ssDNA切断分子機序の統合モデル
2. DNA-RNAキメラガイドによりCRISPR-Cas12aの標的特異性を亢進
[出典] Enhancement of Target Specificity of CRISPR-Cas12a (Cpf1) by Using a Chimeric DNA-RNA Guide. Kim H, Lee WJ [..] Lee DS, Kim SU. Lee SH. (bioRxiv 2020-02-04) Nucleic Acids Res. 2020-09-04. https://doi.org/10.1093/nar/gkaa605
- CRISPR-Cas9のオフターゲット編集を、crRANの一部をDNAに置き換えたDNA-RNAキメラガイドによって、抑制可能なことを、MITやUMASSなどの研究グループがNat Chem Biol (2018) [*]にて報告した。

- 今回、KRIBBを主とする研究グループが、Cas12a (Cpf1)についても、DNA-RNAキメラガイド [Figure 1引用右図参照]によって、オンターゲット編集活性を損なうことなくオフターゲット編集が激減することを示し、これは、crRNAと標的DNAとのハイブリダイゼーション・エネルギーが低減され、ミスマッチに対する感受性が高まる効果であるとした。
- さらに、Cas12a−キメラガイドにSpCas9 (D10A)ニッカーゼを組み合わせることで、オンターゲットへのindels発生が著しく亢進することを示した。
- [*] CRISPRメモ_2018/02/02-3 [第7項] crRNA/sgRNAの一部をDNAに置換したDNA-RNAキメラガイドによりオフターゲット作用抑制
- CRISPRメモ_2018/05/16 - 2 [第3項] crRNAの一部をDNAに置換えたキメラ・ガイドがCas9の生化学的活性を亢進する
- CRISPRメモ_2018/10/14 [第1項] [特許] 高精度なCas9ゲノム編集を実現するキメラ(DNA:RNA)ガイド
3. [レビュー] CRISPR-Cas12aの作用機序と応用
[出典] CRISPR-Cas12a: Functional overview and applications. Paul B, Montoya G (U Copenhagen). Biomedical J 2020-02-05.
- Cas12aがcrRNAの標的に結合することで発揮するコラテラルssDNA分解活性が、宿主細胞を傷害するリスクを抑制する機序についても論じている。
- CRISPRメモ_2018/12/01 [第2項] クライオ電顕法とsmFRETによりFrancisella novicida Cas12a (Cpf1)の標的dsDNA切断活性と非選択的ssDNA切断の構造基盤明らかに
- 2018-06-21 [レビュー] クラス2CRISPR-Casシステムの分子機構と性能向上
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