[出典] "In Vivo Targeting of Clostridioides difficileUsing Phage-Delivered CRISPR-Cas3 Antimicrobials" Selle K [..] Ousterout DG. mBio 2020-03-10.
- C. difficile感染には通常バンコマイシンが投与されるが、バンコマイシンなどの広域抗生物質は内在腸内菌叢を持続的に破壊し、C. difficile感染再発のリスクを高めるため、C. difficileを特異的に標的する療法が求められている。
- Locus Biosciences, North Carolina State Universityなどの研究グループは今回、C. difficileゲノムを特異的に標的とするCRISPRアレイをファージで送り込むことで、C. difficile内在タイプI-B CRISPR Casシステムを抗菌剤として利用する手法を開発し、in vitroとマウスin vivoでその抗菌性を実証した。
また、ファージを溶原性から偏性溶菌性 (obligately lytic)へと変換可能なことを示し、改変ファージによる溶菌を介した抗菌性も加えられることを示した (FIG 1から引用した下図模式図参照)。 - また、ファージを溶原性から偏性溶菌性 (obligately lytic)へと変換可能なことを示し、改変ファージによる溶菌を介した抗菌性も加えられることを示した (FIG 1から引用した上図模式図の左下部分を参照)。
- crisp_bio 2019-04-10 Cas9はスイスアーミーナイフ、Cascade-Cas3は自走するシュレッダー
コメント