[出典] "Rare driver mutations in head and neck squamous cell carcinomas converge on NOTCH signaling" Loganathan SK [..] Schramek D. Science 2020-03-13.
ヒトの癌にて高頻度に変異している遺伝子は少数であり、ほとんどの遺伝子の変異は低頻度である (以下、ロングテール/long tail 遺伝子変異)。
- Mount Sinai Hospital, Princess Margaret Cancer Centre, U Torontoなどのカナダの研究グループは、HNSCCにおける484種類のロングテール遺伝子を対象とするCRISPR/Cas9 KOスクリーンにより、その遺伝子変異がマウスにおいて腫瘍増殖をもたらす遺伝子群を同定した。
- 同定した15種類の腫瘍抑制遺伝子の中で、ADAM10とAJUBAがNOTCH受容体シグナル伝達の亢進を介してハプロ不全型でHNSCCを抑制することを見出した。
- ヒトHNSCCの28%にADAM10とAJUBAの変異または単一アレル欠損が見られ、これらは、NOTCH受容体の変異と相互排他的であった。
- ヒトHNSCCの67%に見られる癌遺伝子変異はNOTCHシグナル伝達に集中し、NOTCH不活性化をHNSCCの特徴たらしめていた。
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