crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "Cell Surface Receptor Identification Using Genome-Scale CRISPR/Cas9 Genetic Screens" Sharma S, Wright GJ. J Vis Exp 2020-06-06. https://doi.org/10.3791/60803 [著者所属] ]Wellcome Trust Sanger Instituteの研究グループの2018年Genome Research 論文 [*]に関連する実験プロトコル
 細胞膜に埋め込まれた細胞表面受容体間の直接的な相互作用を介した細胞間コミュニケーションは、多細胞生物の正常な発達と機能発揮に不可欠である。しかし、これらの相互作用を検出することは技術的に困難なままである。本論文では、特定の細胞表面認識イベントに必要な細胞経路を明らかにする、ゲノムスケールのCRISPR/Cas9ノックアウト遺伝子スクリーニングアプローチについて説明する。
 このアッセイは、哺乳類タンパク質発現系で生産された組み換えタンパク質をアビド結合プローブとして利用し、細胞ベースの遺伝子スクリーニングで相互作用相手を同定するものである。この方法によって、膜に埋め込まれた受容体の細胞外ドメインに対応する組換え結合プローブによって検出される細胞表面相互作用に必要な遺伝子を同定することができる。また、この方法はゲノムスケールであることから、直接的に受容体を同定するだけでなく、受容体が細胞表面に提示されるために必要な細胞内構成要素をも同定できる利点があり、受容体の生物学に対する貴重な知見を提供することができる。 

 [*] 
  • "Genome-scale Identification of Cellular Pathways Required for Cell Surface Recognition" Sharma S [..] Wright GJ.Genome Res 2018-06-18
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット