crisp_bio

論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] "Photoactivatable RNA N6‐Methyladenosine (m6A) Editing with CRISPR‐Cas13" Zaho J. Li B, Ma J, Jin W, Ma X. Small 2020-06-25

 光によってヘテロ二重複合体を形成するCIBNとCRY2PHRをそれぞれ、PguCas13b (dCas13b)とm6Aエフェクターに融合することで、青色光による時空間制御が可能なm6Aエディターを開発し、PAMECと称した。
  • エディターは、エフェクターにFTO利用することでm6A eraserとなり、M3M14 Mtase *を利用することでm6A writerとなる [* METTL3のMtaseドメインとMETTL14を結合]。
  • PAMECのcrRNAにMS2アプタマーとMCPを介してCIBNをdCas13-crRNAに結合することで、より高性能なPAMECRも実現した。
  • アップコンバージョンの特性を備えたナノ粒子のフィルムを組合せることで、可視光の領域から生体組織透過性が高い近赤外光の領域までの光で制御可能とし、RNA編集のリモートコントロールへの道を拓いた。
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