[出典] "Advances in Human Stem Cells and Genome Editing to Understand and Develop Treatment for Fragile X Syndrome" Zhao X, Bhattacharyya A (U Wisconsin-Madison). Adv Neurobiol 2020-06-24.
- FXSの病因は、脆弱X精神遅滞タンパク質 (Fragile X Mental Retardation Protein: FMRP)の欠損に至るFMR1遺伝子におけるCGGリピートの伸長と遺伝子サイレンシングである。
- FXS患者由来のhPSCsから誘導した神経細胞を利用することでFMR1遺伝子サイレンシングの機構解明や、CRISPR/Cas9技術を介した蛍光レポータを利用した薬剤候補HTSが進み、また、dCas9-Tet1 [1-2]によるFMR1の再活性化 (正常レベルの~90%)も実現された。
- FXSモデル細胞は、動物モデルよりもはるかに忠実にヒトFXSを再現するが、100%再現したとは言えない (例 単一遺伝子のサイレンシングがもたらす多様な症状)。
- CRISPR/Cas9技術には、効率と精度の向上、生体組織内のデリバリー法の開発、S. pyogenes由来Cas9の免疫原性の解決といった課題が残っている。
- こうした課題は、双方の技術の進展により解決されであろう。
[参考crisp_bio記事]
- 2019-05-24 Casilio-ME: 脱メチル化ツールボックス拡大
- CRISPRメモ_2018/04/25 [第1項] [News & Views]エピゲノム編集による遺伝子変異疾患治療
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