crisp_bio

論文・記事紹介:CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム工学, エピゲノム工学, 代謝工学/遺伝子治療, 分子診断/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野); タンパク質工学;情報資源・生物資源;新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症;研究公正

[出典] Ultrafast visual nucleic acid detection with CRISPR/Cas12a and rapid PCR in single capillary. Wang R [..] Li F. Sens Actuators B Chem 2020-07-26

 復旦大学と浙江大学などの研究グループの報告:単一のキャピラリー内で、高速サイクルPCRを介した核酸増幅に続き、振動を与えてキャピラリー内で分離しておいたCas12aとレポータssDNAを混合することで、体温でCas12aのコラテラルssDNA切断を活性化し、レポータssDNAからの蛍光を紫外光照射を介して、目視で判定する。

 この手法は、単一のキャピラリーへの検体のセットから判定まで10分以内で完了し、また、核酸増幅と検出の間のコンタミネーションのリスクを回避可能であり、特別な装置を必要としないことから、食品検査から臨床検査までのPOCTに展開可能である。
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