[出典] "Covalent modifications of bacteriophage genome confer a degree of resistance to bacterial CRISPR systems" Liu Y, Dai L, Dong J, Chen C, Zhu J, Rao VB, Tao P. J Virol. 2020-09-16.
バクテリアとファージは進化の過程で互いに軍拡競争を続けてきた。ファージに対するバクテリアの防衛システムの中では、制限修飾系 (R-M系)とCRISPR-Casシステムが最も良く知られている。双方ともファージのゲノムを特定の部位で切断し自己のゲノムを保護する。
一方で、バクテリアのR-M系に対して、T4ファージを始めとする一連のファージがゲノムの共有結合修飾 [*]を介して対抗することが知られている。
[*] シトシン (C)のグルコシル化とヒドロキシメチル化 (ghmC)
一方で、バクテリアのR-M系に対して、T4ファージを始めとする一連のファージがゲノムの共有結合修飾 [*]を介して対抗することが知られている。
[*] シトシン (C)のグルコシル化とヒドロキシメチル化 (ghmC)
華中農業大学とCatholic University of Americaの研究グループは今回、CのghmC化がバクテリアのタイプV CRISPR-Cas12aシステムに対して不完全で可変性の耐性をファージにもたらし、それが故に、ファージが修飾を受けていないCを帯び、また、CRISPR-Cas12aシステムの認識を回避可能な変異を蓄積した子孫が大量に生成されることを見いだした。
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