[出典] "Optogenetic regulation of embryo implantation in mice using photoactivatable CRISPR-Cas9" Takao T, Sato M, Maruyama T. Proc Natl Acad Sci U S A. 2020-11-02.
胚着床は、白血病阻止因子 (leukemia inhibitory factor: LIF)を含む着床関連分子の時空間制御を介して、受精卵と、短期間の受容期 (着床の窓)の子宮内膜との間の相互作用が成功することで実現する。
岡山大, 東大, 慶應大の研究チームは今回マウスにおいて、佐藤守俊グループが開発していた光活性化 (photoactivable)CRISPR-Cas9 (paCas9)遺伝子編集システム [*]とLED照射によるLIFのノックダウンを介して、胚着床を時空間的に阻止可能なことを示した。
岡山大, 東大, 慶應大の研究チームは今回マウスにおいて、佐藤守俊グループが開発していた光活性化 (photoactivable)CRISPR-Cas9 (paCas9)遺伝子編集システム [*]とLED照射によるLIFのノックダウンを介して、胚着床を時空間的に阻止可能なことを示した。
この手法は、胚着床に関する分子機構の時空間的解析を可能にし、生殖機能のin vivo制御を介した治療戦略の開発に資する。
[光によるCas9活性制御]
- [*] CRISPR関連文献メモ_2015/06/18 [第1項] paCas9
- 2020-10-09 CRISPR-Cas9の活性の時空間制御を、sgRNAの分解を光で誘導することで実現
- 2020-06-12 CRISPR-Cas9を介したDNA二本鎖切断を光で時空間制御するvfCRISPR (very fast CRISPR)の開発と応用
- 2019-08-18 Cas12a (Cpf1)を分割し、光誘導型および自発結合型のゲノム編集ツールを実現
- 2019-06-28
- 2018-11-03 CASANOVA:抗CRISPR (Acr)タンパク質を改変しSpCas9の活性を光制御する
- CRISPRメモ_2017/09/29 [第1項] 光スイッチを伴う一本鎖Cas9を開発
- CRISPR関連文献メモ_2016/09/04 [第3項] CRISPR-Plus: 光で調節可能なCRISPRツールを開発
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