[出典] "Structural basis for assembly of non-canonical small subunits into type I-C Cascade" O'Brien RE [..] Taylor DW. Nat Commun 2020-11-23.  https://doi.org/10.1038/s41467-020-19785-8
[PDB公開構造] 7KHA Cryo-EM Structure of the Desulfovibrio vulgaris Type I-C Apo Cascade

 2020-11-28 21.41.02 サブタイプI-Cは自然界で最も良くみられるCRISPRシステムの一つであり、また、最もコンパクトなCRISPRシステムのであり、そのエフェクタ複合体Cascade (CRISPR associated complex for antiviral defense)オペロンにコードされているサブユニットはわずか3種類である [Cas5c, Cas7, およびCas8c; Fig. 1引用右図 a 参照]。

 University of Texas at Austinの研究グループは今回、クライオ電顕法により分解能3.1 Åで再構成した硫酸還元菌Desulfovibrio vulgaris由来のI-C Casadeの構造から、サブタイプI-E Cascadeとは異なりこれまで見逃されていた小型のサブユニット [右図 aのCas8cのC末端SSU]がR-ループ形成時にcrRNAに対する非標的鎖を安定化する役割を担っていることを明らかにした。また、PAM配列の認識とCas3cのリクルートメントの機構を論じた。

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