[出典] REVIEW "Single-Base Resolution: Increasing the Specificity of the CRISPR-Cas System in Gene Editing" Rabinowitz R, Offen D. Molecular Therapy 2020-11-26. https://doi.org/10.1016/j.ymthe.2020.11.009
Tel Aviv Universityの著者らは、オフターゲット活性の抑制とアレル特異的編集の観点からCRISPR-Cas遺伝子編集の特異性に関与する要素 [*]をレビューした。
[*] anti-CRISPRタンパク質, 低分子/調節因子, デリバリー法, Casヌクレアーゼ改変体, gRNA設計, 多因子化
特に、gRNAと標的鎖とのミスマッチに対するCRISPR-Cas遺伝子編集の寛容性の位置依存性を対象とするこれまでの報告のメタ解析の結果を報告し、シード配列の保存性を検証し、シード配列内の中でも高い特異性をもたらすサブ領域の存在を提案した。また、標的特異性を向上させた一連の高忠実度 (high-fidelity) Casヌクレアーゼとアレル特異的な編集を実現するsgRNA設計法 [**]をレビューした。
[**] crisp_bio 2020-11-30 CrisPam: SNPに誘導されたPAM配列を介して、CRISPR-Casシステムによるアレル特異的編集を実現
[**] crisp_bio 2020-11-30 CrisPam: SNPに誘導されたPAM配列を介して、CRISPR-Casシステムによるアレル特異的編集を実現
コメント