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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] NEWS "COVID reinfections are unusual — but could still help the virus to spread" Ledford H. Nature 2021-01-14. https://doi.org/10.1038/d41586-021-00071-6; PRESS RELEASE "Past COVID-19 infection provides some immunity but people may still carry and transmit virus" Public Health England. 2021-01-14. https://www.gov.uk/government/news/past-covid-19-infection-provides-some-immunity-but-people-may-still-carry-and-transmit-virus

 SARS-CoV-2の再感染の報告が続いたことから、初感染に誘導された免疫応答がどの程度維持されるのか、疑念が抱かれ始めていた。Public Health England (PHE/
英国公衆衛生庁)のSIREN (SARS-CoV-2 Immunity & REinfection EvaluatioN)プロジェクトを率いるSusan Hopkins博士は、その中間報告にて「自然免疫が少なくとも5ヶ月間は継続する」と述べた*。[*] "Results from the SIREN study" Science Media Centre 2021-01-14. https://www.sciencemediacentre.org/results-from-the-siren-study/

 SIRENは、再感染をスクリーニングする最も大規模なプロジェクトであり、2週間から4週間ごとに抗体検査とPCR検査をしている。
  • 6月14日から11月24日までの~5ヶ月間に、感染者 (かって抗体陽性であった対象) 6,614名の中で再感染44例 (~0.7%)を発見し、未感染者14,000名のスクリーニングでは感染318例 (~2%)を発見した。
  • 検査対象となったのは主として女性であり、また、多くは60歳以下であった。
  • 再感染者のうち30%はなんらかの症状を訴えたが、初回の感染時には78%に症状が見られた。
  • 注意すべきは、再感染者は症状が無い場合でも、鼻と喉に多量のウイルス (high levels of the virus)を帯びており、スプレッダーになる可能性がある。したがって、COVID-19から回復した後、マスクを着用するなどウイルスの拡散を防止する行動をとる必要がある。
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