[出典] "A CRISPR/Cas13a-powered catalytic electrochemical biosensor for successive and highly sensitive RNA diagnostics" Sheng Y, Zhang T, Zhang S [..] Kuang T, Dincer C, Urban GA, Hu J. Biosens Bioelectron. 2021-01-23. https://doi.org/10.1016/j.bios.2021.113027

 華南師範大学, 浙江工業大学, University of Freiburgなど中・独の研究グループは今回、標的RNAのシグナルを、チューブ内でのSHERLOCK流のCRISPR/Cas13aによる増幅に続いて、電気化学的チップ上での触媒性ヘアピン型DNAをベースとするDNAサーキット (catalytic hairpin DNA circuit, CHDC)による増幅を加える二重増幅を経て、チップ上での電気化学反応を介して精密かつ迅速に検出可能とするCRISPR/CHDCシステムを開発した。
[参考] Graphical abstract https://ars.els-cdn.com/content/image/1-s2.0-S0956566321000634-fx1_lrg.jpg
  • 検出限界 50 aM, 読み出し 6分、および全プロセス 36分, センサー表面の酵素再生とバックグラインドシグナルの補正を経た連続測定 37回を達成した。
  • ヒト血清内の低発現な標的RNAの検出について、特異度 0.952と感度0.900を達成し非小細胞肺癌 (NSCLC)の早期患者 (20名), 健常者 (30名), および良性肺腫瘍患者 (12名)の判別に成功した。
  • NSCLCに関連する6種類のRNAs (miR-17, miR-155, TTF-1 mRNA, miR-19b, miR-210 および EGFR mRNA)のアッセイは、CRISPR/CHDCがNSCLCの早期発見に有用であることを示した。