2021-01-30 21:00 論文URL修正
[出典] "Crispr editing of the gli1 first intron abrogates gli1 expression and differentially alters lineage commitment" Galat Y [..] Galat V, Iannaccone PM. Stem Cells 2021-01-26. https://stemcellsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/stem.3341
 GLI1遺伝子の第1イントロンにはGLI1結合サイト (GBS)が6ヶ所存在する。Stanley Manne Children’s Research Instituteを主とする研究グループは今回、ヒトES細胞H1において、この調節領域をCRISPR/Cas9で編集することで、GLI1の転写が有意に抑制され、ひいては、外胚葉,  中胚葉, および内胚葉のマーカの発現が有意に抑制され、その結果、芽球コロニーと造血能の低減, 骨形成マーカーの発現遅延, 神経分化の遅延, および癌関連遺伝子発現の低減が誘導されることを見出した。
 加えて、GANT-61アンタゴニストによるGLI1の阻害が、CRISPR/Cas9による第1イントロン編集と同様の作用をもたらすことも同定し
 これらの結果は、GLI1第1イントロン領域がGLI1転写因子のフィードバックループに必須であり、GLI1がhES細胞に分化に影響を及ぼすことを示している。