[出典] "Engineered extracellular vesicles as versatile ribonucleoprotein delivery vehicles for efficient and safe CRISPR genome editing" Yao X, Liu P [..] Lu B. J Extracell Vesicles. 2021-03-16https://doi.org/10.1002/jev2.12076
 Wake Forest University Health Sciencesの研究グループは、先行研究 [*]において、RNAアプタマーとアプタマー結合タンパク質 (ABP)を利用して、レンチウイルス・カプシドに基づくバイオ・ナノ粒子を介したRNPデリバリー法を確立していた。
[*] 2021-03-25 レンチウイルスカプシドをベースとするナノ粒子は, Cas9 RNPのデリバリーにも使える. https://crisp-bio.blog.jp/archives/25927452.html RNPs in EV
 研究グループは今回、
RNAアプタマーをsgRNAに挿入し、ABPをEVに豊富なCD63テトラスパンタンパク質の両端に結合することで、Cas9 RNPとABE RNPをEV内に濃縮した上で、標的細胞へ送達することに成功した [Figure 1引用右図参照]。
  • この手法によるゲノム編集は効率的でかつ一過性の活性を発揮する。また、多重ゲノム編集を実現する複数の遺伝子座を標的とするSpRNPとSaRNPの同時送達が可能である。
  • EV送達RNPはマウスin vivoでも活性を示した。
  • EV送達は、今回は実証していないが、補体系で不活性化されるバイオ・ナノ粒子 [*]送達に対して、全身送達に有利であり、また、血液脳関門を超えた送達を実現可能である。