[出典] "High-efficiency prime editing with optimized, paired pegRNAs in plants" Lin Q, Jin S, Zong Y, Yu H [..] Li J, Gao C. Nat Biotechnol. 2021-03-25. https://doi.org/10.1038/s41587-021-00868-w [著者所属] Institute of Genetics and Developmental Biology (Beijing), U Chinese Academy of Sciences, Institute of Microbiology (Beijing)
PE部品は右図模式図にあるように、Cas9n (H840A)と逆転写酵素 (RT)、および、sgRNAの3'末端に結合するRTで転写され標的部位に挿入されることになるテンプレートと、そのテンプレートの3'末端を伸長したプライマー結合サイト (Prime-binding site: PBS)配列 (pegRNA)である。このPBS配列がPAM配列を帯びたDNA鎖の3'末端とハイブリダイズし、PE-pegRNA複合体によってニックされ、続いて、RTテンプレートから逆転写された配列が標的部位に挿入される。
中国科学院遗传与发育生物学研究所を主とする研究グループは今回、イネにおけるPEを、PSBの融解温度が30℃になるようにPBSの長さを設定することで最適化し、加えて、同じ編集結果をもたらすpegRNAsのペアをトランスに作用させることで [Figure 1-d参照 https://www.nature.com/articles/s41587-021-00868-w/figures/1]、PEの編集効率を2.9倍から17.4倍まで向上させることに成功した。

研究グループはまた、PBSの長さ, pegRNAペア, RTテンプレートの3'末端伸長からの1番目のCの排除, PBSのGC含量, およびPEのウインドウなどを考慮したpegRNAsの設計を支援するWebアプリケーション, PlantPegDisgner, を開発し公開 [http://www.plantgenomeediting.net/]した [右図参照]。
[関連crisp_bio記事]
- 2021-03-07 PnB Designer: 動植物ゲノムの塩基編集に利用するPEとBEの設計支援Webアプリケーション. https://crisp-bio.blog.jp/archives/25754872.html

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