華東理工大学, 浙江中医薬大学, およびハワイ大学マノア校の研究チームからの論文
[出典] "CRISPR/Cas9-mediated targeted mutagenesis of bZIP2 in Salvia miltiorrhiza leads to promoted phenolic acid biosynthesis" Shi M, Du Zm Hua Q, Kai G. Ind Crops Prod. 2021-05-03. https://doi.org/10.1016/j.indcrop.2021.113560
 丹参の生理活性物質であるフェノール酸は,アブシジン酸の誘発によって増加することが知られている.研究チームは,ABA誘発性のトランスクリプトームの解析とin silico 解析に,CRISPR/Cas9によるノックアウトを組み合わせて,ABAに誘導され る新奇なbZIP2PAL 遺伝子のプロモーター領域にあるABRE2エレメントに結合することで、PAL 遺伝子の発現を抑制するフェノール酸生合成の負の制御因子であることを同定した.