[出典] "Efficient embryonic homozygous gene conversion via RAD51-enhanced interhomolog repair" Wilde JJ, Aida T [..] Feng G. Cell. 2021-05-26. https://doi.org/10.1016/j.cell.2021.04.035
 MITの研究グループは,治療,バイオテクノロジー,および非ヒト霊長類疾患モデルの作出を目的とするノックインの効率を高める因子を探索する中で,相同な二本鎖DNA間で非交差型組換えを誘導するRad1が,相同組み換え修復 (interhomolog repair: IHR)を介して,マウス胚におけるCas9によるホモ接合体ノックインを顕著に増加させることを,示した.
  • IHRは減数分裂の特徴であるが,体細胞では極めて低頻度であり,接合体での発生については議論の余地があった.今回,多相な解析の結果に基づいて,初期胚において内因性のIHR機構がRAD51によって強化されることを証明した。
  • この機序は,外因性ドナーを利用したヘテロ型接合体をホモ型接合体への変換や,ヘテロ接合体の対立遺伝子をホモ接合体に変換するのに,利用可能である.
  • さらに,IHRを亢進するRad1以外の因子も同定した.