[出典] PROTOCOL "One-step CRISPR-Cas9 protocol for the generation of plug & play conditional knockouts in Drosophila melanogaster" Yu JJS, Vincent J-P, McGough IJ. STAR Protocols. 2021-05-25. https://doi.org/10.1016/j.xpro.2021.100560
標的対立遺伝子にスクリーニングを容易にするための蛍光マーカーと,その後の遺伝子操作のためのattPランディングサイトを埋設する.Creを利用して選択マーカーを除去した後.attP部位にタグ付き対立遺伝子や変異型対立遺伝子を発現するDNA断片を挿入することで (plug & play),タンパク質の局在や組織を発生過程で追跡可能とする.CRISPR-Cas9を利用した編集は1回で完了する.
オリジナル論文ではこのプロトコルを利用して,DWnt4 のコンディショナルノックアウト対立遺伝子を作製し,続いて、翅に特異的なドライバーを介してUAS-Flpトランスジーンを発現させることで,組織特異的遺伝子不活性化 (FRT-flanked DNAの切除)を実現し、その結果、野生型にDWnt4 変異を帯びた翅を生成した.
[オリジナル論文] "Frizzled-Dependent Planar Cell Polarity without Secreted Wnt Ligands" Yu JJS [..] Vincent J-P, McGough IJ. Dev Cell. 2020-09-03. https://doi.org/10.1016/j.devcel.2020.08.004
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