crisp_bio

科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] REVIEW "CRISPR-based diagnostics" Kaminski MM, Abudayyeh OO, Gootenberg JS, Zhang F, Collins JJ. Nat Biomed Eng 2021-07-16. https://doi.org/10.1038/s41551-021-00760-7
[参考] 第2著者と第3著者は,2021年5月にScience 誌にて "CRISPR diagnostics" と題する展望 (PDF 2ページ; 参考文献 15編)を発表していた: crisp_bio 2021-06-02 [展望] CRISPRをベースとする診断ツール. https://crisp-bio.blog.jp/archives/26516309.html
 Max Delbrück Center for Molecular Medicine, McGovern Institute for Brain Research at MIT, ならびにBroad Instituteなどに所属する著者らは今回,PDFで14ページ,参考文献112編のレビューを,Nature Biometical Engineering 誌から発表した.以下に,アブストラクトの和訳,構成,および図表一覧を記す:
[アブストラクト]
 疾病の正確かつタイムリーな診断が効果的な治療介入と疫学調査の大前提である.核酸の検出に基く診断は,感度と特異度が最も高い手法の一つであるが,高額な装置と訓練された人材を必要とする.これに対して,最近の診断技術,特にCRISPR技術を活用した診断技術の発展は,家庭や臨床現場での正確な診断に向かっている.
 このレビューでは,急速に拡大しているCRISPRをベースとする診断ツールボックス,特に様々なアッセイ法,前増幅の戦略,ならびにリードアウトについて概説し,続いて,ヒトの健康に関連する広範な標的分子のセンシングにおける主な応用例を紹介する.
[構成]
  • CRISPRをベースとする疾病診断法
  • 前増幅を必要としない診断法
  • 前増幅の戦略
  • 定量化の戦略
  • 多重な分子標的を同時に検出する戦略
  • CRISPR-Casシステムによるエンリッチメントを介したシーケンシングによる診断
  • Point-of-careおよびフィールドでの利用に向けた最適化 (リードアウト,サンプル調整,大規模検査とコスト)
  • 生物学医学への応用 (感染症, 非感染症,SNPsと欠失,核酸以外の分子)
  • 課題と期待
[図表一覧] 
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット