[出典] "Manipulation of the Tyrosinase gene permits improved CRISPR/Cas editing and neural imaging in cichlid fish" Li CY, Steighner JR, Sweat G, Thiele TR, Juntti SA. Sci Rep. 2021-07-23. https://doi.org/10.1038/s41598-021-94577-8
 CRISPR/Casシステムは種を問わず,さまざまなモデル生物の遺伝子操作を可能にした.U MarylandにU Torontoが加わった研究グループは今回,進化や行動の神経制御を理解するために実験室で広く研究されているタンガニーカ湖周辺の河川や海岸線に生息するシクリッド, Astatotilapia burtoni ,を対象とするCRISPR/Casゲノム編集プロトコルを開発して,多用途な変異体系統を作出した.
  • ユーメラニン色素を生成するチロシナーゼ遺伝子を操作することで,遺伝子編集の効率を定量化し最適化するための迅速かつ信頼性の高いアプローチを紹介した.
  • チロシナーゼ変異体はまた,イメージングに対する障害を除去し,皮下組織や蛍光色素のその可視化を実現した.
  • 今回確立したプロトコルは,CRISPR/Cas9をシクリッドやその他の非伝統的なモデル水生種の研究へと幅広く展開可能であろう.