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科学分野の比較的新しい論文と記事を記録しておくサイト: 主に、CRISPR生物学・技術開発・応用 (ゲノム編集, エピゲノム編集, 遺伝子治療, 分子診断/代謝工学, 合成生物学/進化, がん, 免疫, 老化, 育種 - 結果的に生物が関わる全分野) の観点から選択し、時折、タンパク質工学、情報資源・生物資源、新型コロナウイルスの起源・ワクチン・後遺症、機械学習・AIや研究公正からも選択

[出典] "In vitro functional genetic modification of canine adenovirus type 2 genome by CRISPR/Cas9" Sajib AM [..] Smith BF. Lab Invest 2021-08-20. https://doi.org/10.1038/s41374-021-00654-x
 Auburn Universityの研究グループからの論文.
  • 遺伝子組み換え腫瘍溶解性アデノウイルスによる癌療法が提案されているが,正常な細胞や臓器に対する毒性,ウイルスの細胞侵入の手がかりとなる細胞表面受容体の欠如,患者の自然免疫系と適応免疫系の活性化,などの課題があり,アデノウイルスの適切な遺伝子機能改変が必要とされている.
  • この観点から,研究グループは,CRISPR/Cas9によるイヌアデノウイルス2型 (CAV2)の遺伝子機能改変の性能を評価した.
  • RFPレポーターのコンストラクトを,高効率かつ高精度でCAV2ゲノムに挿入することに成功した.
  • さらに,複数のgRNAsを利用することで,E3遺伝子の一部を,イヌのPD-1に対する一本鎖抗体を発現するように設計したコンストラクトで置換することに成功した.
  • CRISPR/Cas9システムを利用することで,治療効果を期待できるアデノウイルス変異体を効率的に生成可能なことを示した.
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